現在、いけばなを学ぶ私たちは、当然のように伝統花材があると思っておりました。しかし近年、コロナ禍やいけばな人口の減少、生産する方の後継者不足という事態に直面し、当たり前に揃わなくなってしまう未来を危惧しております。
私たちは生産者が育てた花がいつ、どんな所で、どんな人達が、どんな気持ちで育て、出荷されているのかを知りません。同様に
生産者は、私たちが手にした花と向き合った時どこを見て、どんな気持ちで、どんな手法で作品にするのかを知りません。
この花展を通してお互いを知り、繋がりを深め協力できたら花業界の活性化や拡大につながるのではという思いを込めて取り組みました。